ちょっと前に、Xで話題になってたんですけど。
フリーランスのインフラエンジニアの方が、ある会社に入って。
24日で、契約を切られたっていう話があって。
24日ですよ。
1ヶ月も、経ってない。
で、これ見た人が「何が悪かったんだろう」って言ってて。
スキル不足だったんじゃないか、とか。
コミュニケーションが足りなかったんじゃないか、とか。
いや、僕は全然違うと思ってて。
もっと、手前の話なんですよ。
その人の能力とか、そういう話じゃない。
選んでたキャリアのコースが、そもそもめちゃくちゃ難易度の高いやつだった。
今日は、その話をします。
フルリモートの案件、どこにあるか知ってます?
まず、大前提から。
フルリモートで、フルフレックスで働きたい。
そう思ってる人、多いと思うんですよ。
そういう案件って、どこにあるか知ってますか。
SIerみたいな現場には、ほぼないです。
常駐が前提なので。
あるとしたら、ベンチャーとかスタートアップ。
いわゆる、自社開発の会社なんですよ。
フルリモートで自由に働きたいなら、行き先はそっちしかない。
で、その上でです。
ベンチャーで、単価100万超えで、フルリモートでフルフレックス。
自由度マックスの現場。
そこで「インフラだけやってればいい」っていうポジション。
これ、どれくらいあると思います?
ほぼ、ないんですよ。
その椅子、もう埋まってます
なんでないか。
もう、足りちゃってるんです。
強いインフラエンジニアが1人か2人いれば、会社って回るので。
仮に募集が出てても、求められるレベルがすこぶる高い。
設計から運用まで一人で回せて。
障害が起きたら原因を一瞬で特定できて。
コストの最適化まで提案できる。
そういう人を、探してます。
だから「インフラ専属で自由に働きたい」って言った瞬間。
ライバルが、バチバチに強くなるんですよ。
枠が少ないところに、強い人が集まってくるので。
中途半端なレベルだと、そもそも入れない。
やるなら、突き抜けるしかないんです。
じゃあアプリ側は? AIで足りてるでしょ?
一方で、アプリ側はどうか。
バックエンドとかフロントエンド。
プログラミングを書く方ですね。
こっちは、インフラに比べてライバルがそこまで強くない。
というか、普通に足りてないので、どんどん来てほしいレベルです。
で、こう言うと。
「いやAIで自動化したでしょ? もう人いらないでしょ」
そう思う人、いると思うんですよ。
そんな、うまく回ってる現場、少ないです。
AIが書いたコードって、そのまま入れたら普通に事故るので。
だから今、企業が本当に欲しいのは。
AIが出したものを、ちゃんとレビューしながら進められる人なんです。
ここ、マジで人が足りてない。
で、大事なのがここなんですけど。
アプリ側って、そこまでバリバリのレベルは求められないんですよ。
メガベンチャーでSREやってました、みたいな。
そういう突き抜けたレベルじゃなくていい。
普通に作れて、AIが出したコードを読んで判断できる。
それで、通ります。
さっきのインフラ専属と比べて。
このハードルの差、めちゃくちゃデカいんです。
強い人は「インフラしかできない人」じゃない
で、ここで1個、大事なことを言います。
さっきから、強い人、強い人って言ってますけど。
その強いインフラエンジニアって。
インフラしかできない人じゃないんですよ。
バックエンドも、普通に書けます。
コードを見れば「ああ、こういう構造ね」って全体像が分かる。
分かった上で、インフラを選んでやってるんです。
逆なんですよ。
「インフラしかできないからインフラをやってる人」じゃない。
「全部分かった上でインフラを選んでる人」が、あの椅子に座ってる。
これ、めちゃくちゃデカい差です。
入口は楽。単価も上がる。でも60歳まで満員電車
じゃあ、インフラから入った人はどうなるか。
ここが、インフラってキャリアの一番きついところなんですけど。
入口は、めちゃくちゃ楽なんですよ。
未経験でも、入れます。
運用監視とか、オペレーターの案件。
あれ、案件数が膨大にあるので。
人手が全然足りてないから、スキルなしでも入れてもらえる。
未経験からエンジニアになる人の入口として、一番多いんじゃないですかね。
で、ここまではいいんです。
問題は、その先です。
運用監視から、単価100万でフルリモートでフルフレックス。
そういう待遇に行こうとすると。
いきなり、難易度が跳ね上がります。
ここ、正確に言いますね。
単価だけなら、普通に上がるんですよ。
SIerでもAWSとか触ってると、単価高いですから。
そのままキャリアを積んでいけば、100万どころじゃない。
150万とか、すごい人だと200万とかもいくかもしれません。
じゃあいいじゃないですか、って思いますよね。
でも、フルリモートとフルフレックスが、ついてこないんですよ。
だいたい、常駐です。
どうなるか。
毎朝、満員電車に乗って、現場に行って。
決められた時間に、座ってる。
それを、60歳まで続けるキャリアになります。
金は取れる。
でも、時間と場所の自由は一生ない。
で、もう1個あって。
炎上案件に巻き込まれる可能性が、めちゃくちゃ高いんですよ。
納期が迫ってて、全然終わってなくて。
現場全体が、ピリピリしてる。
そういう空気の中に、毎日行くんです。
家で仕事できるなら、まだいいですよ。
逃げ場があるので。
でも常駐だと、その空気の中に、自分の体ごと置きにいくことになります。
僕、昔SIerにいたんですけど。
残業80時間とか、普通でした。
9時から23時まで会社にいて、月収20万ですよ。
バグを見つけても「報告するな」って言われたこともあります。
あの頃、本気で「これ早死にするわ」って思ってました。
今でも、あそこには戻りたくないです。
技術的にきついとかじゃないんですよ。
精神的に、マジできつい。
いや、それでいいならいいんです。本当に。
仕事はあるし、全然食えます。
ただ、自由も欲しいって思ってるなら。
ベンチャーの、インフラ専属の椅子を狙うことになる。
で、その椅子は、突き抜けた人で埋まってる。
かといって、アプリもできない。
そうなると、行き場がなくなるんですよ。
入口が楽で、その先が超難関。
これが、インフラのキャリアです。
逆から行けばいいんですよ
じゃあ、どうすればいいのか。
逆から、行けばいいんです。
アプリ側から入る。
フロントとかバックエンドをメインでやる。
これ、難易度が全然違います。
インフラ専属は枠が少なくてライバルが強いけど。
アプリを作る人は、そこまでじゃないので。
だから「アプリメインで、インフラはちょっと分かります」っていう人は。
めちゃくちゃ需要があるんですよ。
単価100万超えでも、普通に通ります。
「インフラ専属じゃないと嫌だ」って言わなければ。
椅子は、空いてるんです。
しかもですよ。
ここが一番おいしいところなんですけど。
そういう現場には、その強いインフラエンジニアが同じチームにいるんです。
その人が組んだインフラを、実際に動いてるものとして触れます。
設定ファイルも構成も、全部見られる状態にある。
分からなければ、Slackで直接聞けます。
「なんでこの構成にしてるんですか」って。
障害が起きたら、その人がどう調べてどう直したかが、全部流れてきます。
それ見てるだけで、勉強になるんですよ。
これ、SIerでコツコツ何年もやるより、圧倒的に早く実践的な力がつきます。
本物が組んだものを、動いてる状態で見られるので。
だから、インフラをやりたい人こそ、アプリから入った方がいいんですよ。
順番の、問題なんです。
インフラをやるな、って言ってるんじゃないです。
むしろ逆で。
本気でインフラをやりたいなら、アプリから入った方が、早く強くなれる。
で、具体的に何をやればいいか
「いや、アプリなんて作れないし」
そう思った人。分かります。
じゃあ、何をやればいいか。
今日持って帰ってほしいのは、これ1個だけです。
サービスを1個、自分で作って、運用まで回してください。
規模は関係ないです。
めちゃくちゃ小さくていい。
ログインできて、データを登録できて、一覧で表示される。
それだけで、十分です。
ただ、条件が2つあります。
1つ目。
フロント、バックエンド、インフラ、全部自分で通してください。
画面から入力したデータが、どこを通ってどこに保存されて、どうやって画面に返ってくるか。
この流れを、自分で組む。
これをやると、データの流れが頭に入るんですよ。
そうすると、他人が書いたシステムを見た時に。
「ああ、たぶんこの辺だな」って、当たりがつくようになる。
これができない人は、コードを最初から全部読むしかなくなります。
どこが関係あるか、分からないので。
現場に入って一番きついのが、これなんですよ。
2つ目。
作って終わりにしないでください。
ちゃんと世に出して、動かして、運用まで自分でやる。
エラーが出ます。ログを見て、原因を探して、直す。
使う人が増えたら、重くなります。どこが遅いのか調べて、直す。
この経験が、そのまま現場でやることと同じなんですよ。
ベンチャーで毎日起きてることを、個人で先に経験しておく。
そうすると現場に入った時に、初めて見るものじゃなくなる。
「あ、これ前にやったやつだ」になる。
これが、デカいんです。
AIに書かせるのは、いい。でも1個だけ
で、今めちゃくちゃ有利なのが、AIがあることなんですよ。
詰まったところ、全部その場で聞けます。
昔は調べるだけで半日溶けてたのが、今は5分で終わる。
ただ、1個だけ気をつけてほしくて。
AIに書かせるのは、全然いいんです。今どき当たり前なので。
ただ、書かせたものを、自分で説明できる状態にしてください。
なんでこのロジックになってるのか。
この機能は、何をやってるのか。
ここが説明できないと、不具合が起きた時に何もできないです。
動いてる時はいいんですよ。AIが書いたやつでも動くので。
問題は、壊れた時です。
どこを見ればいいか分からない。直し方も分からない。で、手が止まる。
これ、面接でも普通に聞かれます。
「なんでこの構成にしたんですか」って。
答えられないと、一発でバレます。
「あ、この人AIに書かせただけだな」って。
逆に、ここが語れると、めちゃくちゃ強い。
実務経験がなくても、考えて作った人だって伝わるので。
僕が単価を上げてきたのも、正直ここです。
2ヶ月です。僕がそうだったので
「そんなの何年かかるんだよ」
そう思った人。
2ヶ月です。
ちゃんとやれば、2ヶ月で終わります。
いや、盛ってないですよ。
なんでかっていうと、僕がそうだったからです。
僕、自社開発の現場に入った時。
持ってたのは、個人開発の知見だけなんですよ。
現場でその経験を積んだわけじゃない。
プライベートで作って、動かして、そこで溜まった話を面接でしただけ。
それで、最初が単価83万です。
そこから続けて、1年後には100万を超えました。
今は、140万超えてます。
フルリモートで、フルフレックスです。
で、僕、資格ほぼ持ってないんですよ。
SESの時に基本情報を取ったくらいで。
というかあの資格、僕の中で一番無駄だったやつで。
3ヶ月、休みも潰して勉強して、受かって。
翌月の給料明細を見たら、昇給0円でしたからね。
は? ってなりましたよ。
上司に聞いたら「資格は評価の参考にはなるけど、直接単価には反映しない」って。
先に言ってくれよ、っていう。
だから、そこじゃないんですよ。
作って、動かして、詰まったら調べて、直す。
この回数を、どれだけ短期間で回したか。
それだけで、単価100万超えの現場でも普通に通用します。
しかも僕がやってた頃は、AIなんてなかったです。
全部自分で調べて、時間溶かしてました。
今は、5分で解決する。
どう考えても、今の方が速いんですよ。
その人が悪いんじゃない。コースがきつすぎた
最後に、1個だけ。
冒頭の、24日で切られたインフラエンジニアの話に戻るんですけど。
あれ、その人が悪いって話じゃないんですよ。
真面目にやってたと思います。
ただ、選んでたコースの難易度が、高すぎた。
インフラで入って、インフラのまま、いい待遇の現場に行こうとした。
それが、一番きつい道なんです。
で、これ他人事じゃないですからね。
今インフラ系にいて、「このまま経験を積めばいつか」って思ってる人。
その「いつか」、来ないかもしれないです。
経験を積んだ先にあるのが、突き抜けたレベルとの勝負なので。
だったら、今日から2ヶ月で、別のルートに乗った方が早い。
作って、動かして、運用する。
それだけです。
ただ、作れば勝手に単価が上がるわけじゃないんですよ。
作ったものを、面接でどう話すか。
ここで、全部決まります。
同じものを作ってても、話し方で20万30万変わる。
そのへんは、僕の無料メルマガで話してます。
僕が教えてきたエンジニアで、1ヶ月で単価が25万上がった人がいるんですけど。
あの人が何をやったのかも、そっちで話してます。
新しい技術は、1個も覚えてないですからね。
今ある実績の、話し方を変えただけです。
インフラで消耗し続けるか、2ヶ月で別のルートに乗るか。
まずはメルマガを読んで、考えてみるのもいいと思います。

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