SESで決定権がない理由。リーダーになっても変わらない仕組みと、決める人に近い現場の選び方

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若手のレビューも、設計の方針も、任されるようになった。

でも、最後に決めるのは常駐先のお客さんです。

こっちで考えた案は、お客さんの一言でひっくり返る。

なのに、何か起きた時に責められるのは、現場にいるこっち。

「責任は増えたのに、決定権はない」

SESで何年かやっていると、こう思う時が来ます。

決められないから、考えたことが自分の成果にならない。

成果にならないから、評価もよく分からないまま。

給料はほとんど上がらないのに、背負うものだけ重くなっていく。

このままだと、何年いても、責められる範囲だけが広がっていきます。

何か起きるたびに、胃がキリッとしますよね。

だから、こう思う人が多いんですよ。

「もう少し頑張って役職がつけば、自分で決められるようになるはず」

でも、役職が上がっても、決定権はたぶん来ません。

目次

役職が上がっても、最後にOKを出すのはお客さん

経験を積んで、信頼されて、リーダーになる。

そうなれば、自分の案で現場を動かせる。

確かに、そういう順番で決められるようになる職場もあります。

ただ、SESで常駐していると、作っているのはお客さんのシステムなんですよ。

何を作るか、どう進めるかを最後に決めるのは、お客さんの会社の人です。

こっちがリーダーになっても、そこは変わりません。

決めるのは、お客さんのまま。

変わるのは、何か起きた時に責められる範囲が広がることくらいです。

つまり、役職を上げても、責任が増えるだけなんですよ。

これは、あなたの力が足りないからじゃないです。

そういう仕組みの場所にいる、というだけなんです。

じゃあ、決定権は何で決まっているのか。

決定権は、決める人との距離で決まる

何を作るかも、評価や単価も、最後に決めているのはたいていCTOのような人です。

その人が、自分と同じ現場で一緒に働いているかどうか。

ここで、ほとんど決まります。

大きな会社や、何社も間に挟まる現場だと話が違います。

決める人は、ずっと上の役員や別の会社の人。

現場にはいません。

だから、現場でどれだけ成果を出しても、その人には正しく伝わりにくいんです。

逆に、決める人がすぐ隣で働いている現場だと、全然違います。

「これ、こうした方がいいですよね」と言えば、その場で決まる。

成果も、見ていた本人がそのまま評価してくれる。

だから、単価や給料にもそのまま出るんですよ。

経験の年数や技術力でも、ここはほとんど変わりません。

要は、決定権は役職についてくるんじゃない。

決める人との距離についてくるんです。

今は、作業も設計の案も、AIに聞けばすぐ出てきますよね。

でも、AIは案を出せても、決めてはくれません。

だから今は、決める人のそばで、決めやすい案や情報を出せる人にお金が払われるんです。

実は僕も、バグを見つけて「報告するな」と言われていました

偉そうに書いてますけど、僕も昔は、決める人から一番遠い所にいました。

SES時代、僕はSIerの下請けの現場にいました。

決めるのは、全部親会社。

バグを見つけても、「報告するな」と言われたことがあります。

何を言っても、何も変わらない。

何をやっても、利益に貢献できる場所じゃなかったんですよ。

だから当時の僕は、どうやったら残業時間を増やせるかを考えていました。

給料を増やす方法が、残業しかなかったので。

いや、頭おかしいですよね。

でも、あそこで役職を目指していても、たぶん同じだったと思います。

決めるのは、ずっと親会社のままなので。

変えたのは、役職じゃなく現場でした

フリーランスになってからは、CTOやリーダーと同じチームで働ける現場に入りました。

肩書きは何もない、ただの外部のメンバーです。

入った現場では、CTOやリーダーが次に何をやりたいかを、ずっと見ていました。

で、CTOと同じ目線で考えて、先回りして「これ、こうしたらどうですか」と持っていく。

決める人が隣にいるので、話がその場で前に進むんです。

ある現場では、CTOからこう言われました。

「このスマホアプリの新規開発、一人でやってみない?」

スマホアプリなんて、作ったこともなかったです。

毎日夜中まで調べて、なんとか作り上げました。

終わった時に、CTOから言われたのがこれです。

「ゆうきさんに頼んでよかった」

今もリーダーではなく、1人のメンバーです。

でも、設計は任せてもらっていて、自分で決めています。

単価は83万から105万、今は140万まで上がりました。

僕がやったのは、決める人の隣で働ける現場を選んだことなんですよ。

「SESだと、現場は自分で選べない」と思いますよね

「でもSESだと、どの現場に行くかは営業さんが決めるでしょ」

そう思いますよね。

その通りで、SESの中で現場が変わっても、決めるのがお客さん側なのは変わりにくいです。

だから変えるのは、どの会社のどの現場で働くか、なんですよ。

転職でも、フリーランスでも同じです。

決める人と同じチームで、直接話せる現場を選ぶ。

ただ、近くにいるだけでは足りません。

決める人が欲しいのは、言われたことをやる人じゃなくて、決めやすい案や情報を出してくれる人なので。

その案を出す準備は、今の現場でもできます。

次のレビューを返す前に

今日、1つだけやってみてください。

最近、自分が考えた案を1つ思い出す。

その案に、最後にOKを出したのは誰だったか。

自分からその人まで、間に何人いたか。

紙に書き出してみるんです。

特別なスキルも、役職もいりません。

ペンと紙があれば、今日できます。

自分→リーダー→自社の営業さん→お客さんの担当者→お客さんの上司。

この例だと、間に3人います。

こうやって書くと、決める人がどれだけ遠いか、目で見えます。

誰が決めたのか分からなかったら、それだけ遠い所にいる、ということです。

自分の案が、どこで詰まって止まったのかも見えてきます。

あわせて、その案で「本当はこうしたかった」ことも書いておく。

決める人が隣にいる現場の面接で、そのまま話せる材料になります。

「責任は増えたのに、決定権はない」

そう思ったら、それは役職を上げる合図じゃないんですよ。

現場を変える合図です。

ただ、決める人が近い現場は、外から見ただけでは分かりにくいんです。

見分けずに移ると、また決める人が何人も先にいる現場に入って、責任だけ増える毎日に戻ります。

どの会社のどの現場なら、決める人と同じチームで働けるのか。

求人票のどの言葉を見て、面談で何を聞けば、決める人までの距離が分かるのか。

そこは、メルマガで1つずつ話してます。

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この記事を書いた人

雄貴のアバター 雄貴 フリーランスエンジニア

【エンジニアの単価が上がる情報を発信中】
27歳未経験からIT業界へ→経験2年半で月商80万達成
React案件で初回契約月105万を実現

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