フリーランスエンジニアの雄貴です!
近年急激な盛り上がりを見せているIT業界、その中でもWEBサービス業界の盛り上がりは特に目を見張るものですね!
ただそのWEBサービスで使われているプログラミング言語、数はたくさんあるけどそれぞれどんな特徴があるかご存知の方は少ないかと思います。
今日はWEBサービス開発で使われるプログラミング言語の特徴を紹介いたします!
まずはフロントとバックエンドで区別する
こちらの記事でも少しお話ししましたが、WEBエンジニアはまず「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に区分できます。

フロントエンドでは主にパソコンに表示される画面側の開発を担当します。対応するスキルはHTML、CSS、JavaScriptの3種類です。
またバックエンドでは、会員登録や商品購入などを実装できるサーバー側にセットされたプログラムの開発を担当します。

バックエンドに対応するプログラミング言語は、PHP、Ruby、Javaなど多岐に渡ります。
フロントエンドの言語
まずはフロントエンドのスキルについて見ていきましょう!
HTML
HTMLはマークアップ言語と呼ばれ、WEBページに表示される画面の骨組みを作ります。
タイトルや文章、表や画像などを画面に表示させます。

CSS
CSSはスタイルシート言語と呼ばれ、WEBページに表示される画面の装飾を実施します。
背景や文字に色をつけたり、段落や見出し、画像などの位置を中央に配置したり横並びにさせたりできます。
見やすい画面にするためにはCSSが必須ですね!

JavaScript
JavaScriptはプログラミング言語であり、画面に動きをつけたりできます。
例えば以下の動画にように、画像が時間と共に切り替わる処理を実装できたりできます。

JavaScriptは他にも様々な特性があり、現在のWEBサービスに欠かせないものになっています。
JavaScriptの詳細な特性については別の記事でお話ししようと思います。
バックエンドの言語
次にバックエンドのプログラミング言語を見ていきましょう!
PHP
webサービス開発において特にシェアが高い言語です。toCやtoBで様々な業界向けのサービスで広く使われています。
また動的型付け言語という、記述のルールが比較的優しめの言語ですので、未経験の方でも習得しやすい言語になっています。
さらにWordPressと言われるブログやホームページを簡単に構築・編集できるソフトウェアがあるのですが、これもPHPでできています。
WEB制作やWEBサービス開発など幅広い領域で使用されている言語ですね。
Ruby
PHPと同じく動的型付け言語であり、比較的習得しやすい言語です。
toC、toBと広く使われますが、中でもスタートアップやベンチャー企業でよく使用されています。
RubyのフレームワークであるRuby on Railsが開発速度が高いという特徴から、スピード感のある開発案件に適しています。
(フレームワークとは開発効率を上げるために用意された、プログラムとかの雛形のようなもの)
またRubyを取り入れている企業は最新の技術の動向に敏感な傾向にあるので、技術的にも最新でレベルの高い案件が多いのが特徴です。
Python
PythonもPHPやRubyと同じく動的型付け言語です。
WEBサービス開発でも利用されますが、機械学習向けの豊富なライブラリがある特徴からその分野で主に使用されています。
(ライブラリとは、多くのアプリケーションで利用するためにまとめられたプログラム集です。)
Java
PHPと同様に特にシェアの高い言語で、様々な業界向けのサービスに使用されています。
静的型付け言語と言われる記述のルールが厳しい言語です。
そのためリスク対策に重きを置く、金融系や医療系、官公庁など社会インフラや業務向けのサービス開発に適しています。
またJavaはJVM言語と呼ばれ、OSに依存せず幅広い環境で動作することも特徴の一つです。
(windows,mac,linuxなど、どのOSのサーバでも動作する。)
C#
マイクロソフト社が開発した言語で、Javaと同じく記述のルールに厳しい静的型付け言語です。
Javaと同じく社会インフラや業務向けのサービス開発によく利用されています。
またWEBサービス開発よりも、ゲーム開発によく使われています。
Go
GoはJavaやC#と同じく静的型付け言語です。
また近年最も勢いのあるバックエンドの言語で、処理速度がとても速いという特徴があります。
そのため、技術の動向に敏感な会社などでよく採用されている傾向にあります。
またGo言語を扱えるエンジニアが現状少ないため、Go言語の経験年数が少しでもあれば高単価を取れる可能性が高い言語です。
しかし、上記で説明したプログラミング言語とは少し異なります。
これまで紹介してきたPHPやRuby, Java, JavaScriptなどはオブジェクト指向と言われる考え方に則ったプログラミング言語です。
Goもオブジェクト指向型のように使うことができますが、PHPやJavaなどと少し異なる点があるため、それらの言語に慣れてしまってる方にとっては学習コストが少し高いです。
どれを勉強すればいいの?
WEBエンジニアを目指す場合、フロント側もバックエンド側もどちらも仕事で携わることになります。
よって、フロント側のHTML, CSS, JavaScriptの習得は必須です。
一方バックエンド側の言語ですが、1つの言語があればサービス開発ができるので、1つだけ勉強すればいいです。
それにバックエンド言語は各自特徴はありますが基本的な部分は全て同じなので、まずはどれか1つの言語でWEBサービスを1人で開発できるまで勉強することをオススメします。
また、どの言語がオススメかですが、全くの未経験でこれから勉強するとなるとPHPがいいかと考えています。
理由は以下になります。
- 学習コストの低い動的型付け言語
- 幅広い業界向けのサービス開発に使用されている
- WEBサービス開発のみならず、ホームページ作成などのWEB制作も網羅している
PHPをオススメする理由の詳細は別の記事でお話ししますが、未経験者でも理解しやすいプログラミング言語です。

実際、私も未経験からPHPを学びましたが、あまり躓くことなく勉強することができました。
というのも、幅広く使われておりその分ユーザー数が多いため、ネット上に実装方法やエラー対策の情報がたくさんあるからです。
未経験から勉強する環境が既に出来上がっているプログラミング言語ですね!
最後に
WEB業界で使用されるプログラミング言語の特徴を説明いたしました。
様々な言語があり最初は混乱するかと思いますが、それぞれの特徴とよく使われる業界・分野を知ることで、何を勉強すればいいかイメージすることができます。
今回の記事で少しでもご参考になれたら幸いです。
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