こんにちは、ゆうきです。
今回の文章は、
これまでの僕の人生の中でも──特に“深い部分”を綴った、集大成です。
エンジニアとしてくすぶっていたあの頃。
自信もお金もなかった過去。
そのすべてを超えて、今こうして「教える側」になった僕が、
なぜ人生を変えられたのか?
その“本当の理由”を、飾らず、隠さず書きました。
今でこそ、
「月収100万円越えフリーランス」とか、
「30名以上、高単価エンジニアを育成してきました」とか、
ちょっと偉そうなことを言ってますが──
数年前の僕は、月収20万円の正社員エンジニア。
地味なSES現場で、
テストと保守と資料作成を繰り返す、評価も上がらない日々でした。
「なんで俺だけ?」から始まった
2017年、僕はSIerに入社しました。
配属されたのは、地方銀行の勘定系システムを扱う現場。
いわゆる“レガシー案件”です。
やってることは、Excelの手順書通りにテストを回して、
エラーがあれば報告。
日報を毎日書いて、上司にレビューしてもらって、
「表現が稚拙」とか
「ロジックが浅い」とか、
フィードバックという名のダメ出しを毎日食らってました。
めちゃくちゃしんどかったです。
理不尽な怒鳴り声が飛び交う現場で、
終電帰りは当たり前。
毎日ヘトヘトで帰って、
食パンだけかじって寝るような生活。
「なんで俺だけ、こんな辛い仕事してるんだろう?」
毎日そう思ってました。
フリーランスとの出会い
そんなある日、
たまたま誘われた“エンジニア交流会”に行ったんです。
週末にやってた小さな勉強会でした。
会場に入ると、1人だけ明らかに雰囲気が違う人がいて。
ラフな私服で、Mac開きながら話してたフリーランスのエンジニア。
僕より年齢も近そうで、明らかに楽しそうに仕事してる感じ。
話しかけてみたら──
「え、平日?稼働週10時間くらいだよ。今週もあんま仕事してない」
「むしろ、先週、彼女と箱根旅行してたけど、Zoomで現場参加してたw」
「今月も100万は越えるかな〜」
嘘だろ、って思いました。
僕の月収は20万円ちょっと。
しかも残業代込み。
自分より全然ラクして稼いでる人がいる。
この人みたいになれたらな…
と思った反面、
「いやでも、俺なんかが無理でしょ」って気持ちも強かったです。
拒絶(と焦り)
その彼が、こう言ってくれたんです。
「君、今すぐじゃなくてもいいけど、スクール通った方がいいよ。変わるから」
紹介されたスクールの受講料は、50万円。
当時の僕にとっては、人生を賭けるような金額でした。
貯金は、ほぼなし。
月収20万円。
「いや、ちょっと考えます…」
って言って、その日は帰りました。
その後、僕は「独学でやろう」と決めました。
Udemy買ったり、参考書読んだり、
ドットインストールやProgateを何度もやってみた。
でも、気づいたんです。
──簡単なログイン機能すら作れない。
写経はできる。
でも、自力で設計してコードを書くとなると、何も出てこない。
「俺、センスないかも…」
「てか、これ一生できるようにならないんじゃ…」
そんな恐怖がずっと頭にまとわりついてました。
再決断(踏み出す)
ログイン機能すら作れず、何もできない自分に絶望した僕は、
あのフリーランスの彼の言葉を思い出しました。
「スクール、通った方がいいよ。自分ひとりじゃ、限界あるから」
悩みに悩んで、数日間寝れない夜が続いて──
ある日、決めました。
「このままじゃ一生、何も変わらない。やるしかない」
スクールの受講料50万円。
正直、震えました。
クレカで分割にして、残高ギリギリ。
でも、やるしかなかった。
覚悟を決めた僕は、紹介してもらったメンターに連絡を取り、
プログラミングの基礎からもう一度、全力で学び直しました。
学び(メンターとの修行)
この時期、正直めちゃくちゃキツかったです。
会社が終わって、夜に3時間。
休日は朝から晩まで、コード書いて、レビューもらって、エラーと戦って。
「もう、エラー消えない…」
「今日、何も進まなかった…」
何度も挫けそうになりました。
でも、メンターはいつもこう言ってくれた。
「凡人ほど、正しいやり方を真似しろ」
「自分の頭で考えるな。まずは盗め」
「やることだけやれば、勝てるから」
それが僕には、ありがたかった。
彼は、勉強の順番も決めてくれたし、
わからないエラーもすぐに解決してくれた。
何より、「今のお前の実力なら、〇〇を作れ」って、
明確なゴールとアウトプットを示してくれた。
結果──
たった3ヶ月で、自分でWebアプリを作れるようになった。
レビューされていたコードが、いつの間にか「これ、いいね」って言われるようになった。
「…俺、変われてるかもしれない」
初めてそう思えた瞬間でした。
面接の地獄(それでもダメだった)
技術は身についた。
ポートフォリオもある。
自信もついた。
「よし、もうフリーランスいけるやろ」
そう思って、案件探して、エージェント面談を受けまくった。
──でも、全然ダメでした。
返ってくるのは、こんな言葉ばかり。
「うーん…経験2年ですか。ちょっと厳しいですね」
「月60万円が限界でしょうね」
「急いでフリーランスにならなくても、正社員のまま経験積んで…」
何十時間もかけて準備したスキルシート。
どれだけ努力したか語っても、全く伝わらない。
「は?俺どれだけ頑張ってきたと思ってんの?」
怒りと悔しさで泣きそうになった。
最後の気づき(伝え方の違い)
そんなとき、再びあのメンターに相談しました。
僕:「なんで、評価されないんですか?」
彼:「スキルシートと面接がダメ。今の書き方、60万が限界」
僕:「…え?」
彼:「スキルある。でも、それが伝わってない。企業はお前の“実力”を知らないんだよ」
僕:「………」
ここで、全てが腑に落ちました。
スキルじゃない。
伝え方なんだ。
彼は、僕のスキルシートを“企業が採用したくなる構成”に添削してくれて、
面接の受け答えも、企業が聞きたいことに変えてくれた。
結果──
2ヶ月後、月83万円のフリーランス案件に合格しました。
しかも、1社だけじゃない。
80万円越えのオファーが、複数社から届いた。
市場の空気が変わった。
エージェントから「ぜひ紹介させてください」って連絡が止まらない。
あのときのエージェント、
「君は60万が限界だね〜」って言ったあいつに見せてやりたかった。
完全逆転
その後、収入は右肩上がり。
半年後には、月収105万円に。
エージェントには困らないし、案件も自分で選べる。
旅行にもいけるし、家族との時間も作れる。
何より──
自分に自信が持てた。
昔は、怒られたくなくてビクビクしてた僕が、
今は、企業の採用面談で「この人と働きたい」って言われるようになった。
もう、あの頃には絶対に戻りたくない。
最後に
僕が本当に伝えたいのは、
「技術力じゃない」ってこと。
伝え方ひとつで、評価は180度変わる。
そしてそれは、センスじゃなくて「型」なんです。
僕はその「型」を教えてもらったから、
自分の人生を変えることができた。
だから今は、
同じように悩む人に、伝えていく側になった。
僕は“特別”だったわけじゃない。
「凡人でも、やり方さえ知れば、人生は変えられる」
その証明として、今もこうして教材を作っています。
ここまで読んでくれて、ありがとう。
ほんの少しでも、
「自分も変われるかも」って思えたなら、
それが、次の一歩になるはずです。
──またどこかで会いましょう。